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3DS LL を直して壊して直した話

部屋の片づけをしていたら、大分前に壊れて電源が入らなくなったニンテンドー3DS LL 本体が出てきました。

今回はそれを自力で修理して電源が入るようになった後にまたぶっ壊して、再度動くようにしてみました。

破損状況

壊れた原因は水没です。といっても完全に水の中に落としたというわけではなく、ゲリラ豪雨で 3DS を入れていたカバンがびしょびしょに濡れてしまい、乾かしても電源が入らなくない状態になってしまいました。

壊れたDS
割と本体カラーが気に入っていたので残念

完全に水に浸かってしまっていたら流石に諦めますが、雨で濡れた程度だったら少し水滴が入った程度だし大したことでもないだろうということで、とりあえず任天堂の修理窓口に修理依頼を出してみました。

数日後に送られてきた修理の見積もを見ると、新しく買うのとそこまで変わらないくらいの金額。だったら新しいのを買ってしまおうということで修理はキャンセルして別色の本体を購入。

壊れた方は返送されたまま保管して、5~6年くらい経ったものが今回出てきたとうことになります。

SDカード
SDカードはちゃんと注意を添えて返してくれました

まずは中を見てみる

改めて電源ケーブルをつないでみた所、充電ランプは点灯するものの、やはり電源は入りません。

どうせ動かないのだし、ちょっと分解して中の状況を確認してみることにしました。

「3DS LL 分解」などと検索すると手順が紹介されたサイトがいくつかみつかるので、それを頼りに本体を分解していくと、それほど苦戦することなく基板が見られる状態までたどり着くことができました。

基板

修理サービスから送られてきた見積もり書には、破損部分の写真の説明も送られてきたのですが、何年も経っているのでどこかにいってしまいました。

そこには基板のどこかに水没による破損が見られると書かれていたと記憶しているのですが、基板上を眺めてみてもおかしな部分は見当たりません。

ただ、音量調整スイッチをよく見ると少しサビてるような個所が見つかり、おそらくこの部分から水が入ってきたのだろうと推測し、その周辺を確認。

サビ発見
赤丸で囲った部分が少しサビています。

サビていたり、若干くもっていたりしている個所をティッシュで拭いてから、一旦閉じて電源を入れてみることにしました。

起動成功、しかし...

すると見事に電源がオンになり、ホーム画面が表示されました。

やったー!と喜んだのもつかの間、新たな問題が発覚。

ホーム画面でカーソルが勝手に右方向に移動してしまい、戻してもまたすぐに右に移動、つまり右カーソルが押されっぱなしのような状態になっていました。

改めて本体カバーを開けて基盤を確認。サビや基板の異常がないかを確認して戻してまた起動、というのを何度か繰り返していた所

「あっ...」

折れたフレキシブルケーブル

LRボタンのフレキシブルケーブルを両方とも切断してしまいました。

これは詰んだかな...と思ったのですが、今の時代、3DSのパーツくらいバラで手に入るだろうと調べてみると、あっさり Amazon の商品ページがヒット。

送料無料で 400円ちょっと、レビューも何件かついていたので安心です。ついでにカーソルキーの異常はスライドパッドのユニットがおかしくなっている可能性があるので、それも同時に注文。

両方合わせても 1,000円ちょっとで、修理に出すよりもまだまだ大分安く済んでいます。

パーツ交換、そして...

後日、注文していたパーツが届いたので、早速交換してみます。

届いたパーツ
LRボタン(左)とスライドパッド(右)

まずは折れた LR ボタン。固定用のパーツを外し、今度は壊さないように慎重にパーツを交換します。

Lボタン

続いてスライドパッド。これはフラットケーブルの差し込みが若干苦戦しますが、無事に交換完了。

スライドパッド
ちなみに左端のテープは音量スイッチの固定パーツを壊してしまったものです...

軽く固定した状態で組みなおして電源を入れてみた所、LRボタンは問題なく動作したものの、やっぱりカーソルが右に移動しっぱなしの症状は改善しません。

スライドパッドが原因ではないとすると、残るは十字キーとなるわけですが、こちらは基板に固定された状態なので手の出しようがありません。

十字キー
基板の裏側にある十字キー部分。端子が完全に基盤と一体化しています

基板の異常だとさすがに無理かなと思いつつ、十字キーの基盤部分を改めてよく観察してみると、押されっぱなし状態になる右キーに対応した基板周辺に若干サビたような個所を発見。

十字キーのサビ
矢印の部分が若干サビてるように見える

十字キーは最初にサビてた音量調整スイッチに近いので、これが原因ではないかと睨みました。

しかしこの部分、何やらシールのようなもので覆われていて、サビを拭きとるようなことは難しそう...と思いきや、何やら隅っこの方にシールがめくり上がったような個所を発見。

剥がれた個所 同じ画像 3回目ですが、矢印の部分が少し剥がれています。

これは剥がしちゃうと元に戻せなくなりそうですが、もはや元に戻らなくなっているようなものなので、思い切ってこのめくれた部分から剥がしてみることにしました。

剥がしはじめ
もうどうにでもなーれー

すると、想像以上にスムーズにシールが剥がれていき、最終的にほぼ無傷の状態でシールを外すことができました。

剥がしきれた

構造としてシールに貼り付けられたドーム状の金属パーツが十字キーとその下のゴムパーツを介して押されることでドームがへこみ、基板側の回路と通電して押された状態になるという仕組みのようです。

剥がした部分を見てみると基板側の回路が黒ずんだ状態になっていて、特に右カーソルに対応した部分がひどくサビているように見えました。

ひとまず、この黒ずんだ個所をティッシュとピンセットを使って擦って錆を落としてみることにしました。

擦った後
ティッシュで擦ったあと。最初よりはキレイになったように見えます。

ある程度黒ずみが落ちたように見えたので、シールを元に戻し、基板とカバーを元通りにして電源を入れてみました。

すると前よりひどくなり、右に加えて上方向も押されっぱなしのような動作になってしまいました。

完全終了。

...と思ったらスライドパッドが外れたままでした。付け直して再度電源投入。

直った3DS

なんと直ってしまいました。

ゲームも起動してみましたが問題なく動作。カーソルキーが勝手に押されるようなこともなく、普通にプレイできるようになりました。

というわけで、原因としては音量スイッチ周辺から入り込んだ水滴で周辺がさびてしまったことで、それを除去することで回復できた...ということのようです。

結局発注交換したパーツ自体は直接の原因ではなかったので、無駄に壊して直しただけになってしまいましたが、それでも 1000円ちょっとの出費で済んだので安いものです。

また何か壊れた時には分解修理にチャレンジしてみたいと思います。

以上、よろしくお願いいたします。

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書いてる人:小林はじめ
フリーランスのコンピューター屋の日常やら趣味やらについて色々書いていきます。