パソコンの死、そして再生 2022
2022年早々、メインで使用しているパソコンがご臨終となり、再生するまでの顛末。
これまでの経緯
2019年12月 新しいパソコンを自作
前のパソコンから移行してメインマシンに → 組んだ時のスペック
2021年11月 放置していたらログイン画面に戻っていることに気づく
つまり勝手に再起動していたということ。
実はこれまでにも再起動直後にマウスが認識せず、刺しなおしかデバイスの無効化・有効化切り替えをしないといけないという症状がチョイチョイ起きてて、若干怪しい気配はしていました。
2021年12月 再起動する頻度が増える
数日に 1度から 1日 1回くらいの頻度に。sfc や dism コマンドなど一通りの修復を試しても改善せず。
2022年 1月 クリーンインストール実行
するとクリーンインストールの最中にブルースクリーンが出てしまう始末。この時点で原因がハードウェアにあると断定。
とりあえず、手元にあった予備パーツで交換できたメモリーと SSD を替えて試してみても改善しないため、残る原因は
- 電源
- マザーボード
- CPU
- グラフィックボード
に絞られました。
ただ、BIOS(UFEI)画面や USBメモリーから起動した Windows インストーラーでは特に落ちたり不安定な症状がなかったことから、電源やグラフィックボードではなさそうな感覚。(グラフィックボードであれば映像周りにも支障が出るはず)
またブルースクリーンの際のエラー原因も一定ではなかったことから、おそらくこれはマザーボードの異常であろうと断定し、急遽マザーボードを交換することに決定。
明日ママを買いに行きます。 pic.twitter.com/R8Y6mdzMFR
— また毒魚人 (@hajime) January 9, 2022
死
現行のマシンが Ryzen 5 3600 だったので対応するマザーボードを...と思って調べていると、どうやら 2021年11月に出た第 12世代の Intel Core シリーズがだいぶよさそうという情報を目にして、いろいろ調べた結果、CPU ごと取り替えることにしました。
準備
今回は早い段階からクリーンインストールをする方向で考えていたので、事前の計画も比較的余裕をもって行えました。
- WSL のエクスポート
- ダウンロードフォルダーの整理、バックアップ
- hosts のバックアップ
- Adobe CC のライセンス解除
バックアップは OneDrive と NAS へ。
あとはユーザーディレクトリーの中も確認して、ローカルにある設定ファイルも必要に応じてバックアップ。それももう、あらかたクラウド保存されるので、そこまで気にしなくてよくなりました。
WSL のエクスポート
最近はほとんどの開発環境を WSL 上の Ubuntu に押し込んであるので、それを丸々エクスポートしてバックアップ。
あとはクリーンインストール後にインポートするだけで元の開発環境が復旧できるのでとてもお手軽。
参考:https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/1220926.html
ダウンロードフォルダーの整理、バックアップ
ブラウザーからダウンロードしたファイル以外にもとりあえずの保存先がダウンロードフォルダーになっていたので、明らかにいらなそうなものやインストーラーなどは削除して、画像やドキュメント系を念のためにバックアップ。
hosts のバックアップ
開発環境にローカル用のドメインを振って参照するために割といじるので、これもバックアップ。
Adobe CC のライセンス解除
もう最近は Web からも解除できそうですが念のため。
パーツの購入と組み立て
パーツは秋葉原のお店を何軒か回ってドスパラで購入。本当はネットで買った方がポイント還元されたり、購入履歴が残ったりでいいのですが、仕事に支障が出てしまうのでパーツが届くのを待っていられません。
CPU は Core i3 12100F が軒並み売り切れていたので、Core i5 12400F。マザーボードはメモリーを前のマシンから流用するので DDR4 で、メーカーも前のマシンと同じ Gigabyte のものを選択しました。
- CPU: Intel Core i5 12400F
- マザーボード: Gigabyte Z690 UD DDR4
まずは CPU とクーラーを装着して、メモリー、グラフィックボード、ケーブル類をつないで...というところで前のマシンの電源だと給電ケーブルが足りてないことに気づき、あわてて新宿まで行ってヨドバシカメラで電源を購入。(前の PC も足りていなかったようなので、これが不調の原因かもしれない...)
改めて電源をつないで、マウスとキーボード、ディスプレイは 1台だけ接続して電源オン。無事起動して動作は特に問題なさそうなのでケースを閉じて OS をインストールしていきます。
Windows 11 インストールと環境の復元
とりあえず Windows 10 をインストールしたのですが、せっかくきれいな環境になったので今のうちに Windows 11 を入れてしまうことにしました。(最初から Windows 11 を入れてもよかったですが、気づいたのが遅かった。)
一通りの Windows Update と Chrome を入れてから、(Windows 11 のダウンロードページ)[https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11] から「Windows 11 インストール アシスタント」をダウンロードして実行。(Windows Update 経由だとしばらくたたないとアップグレードできない)
画面の指示に従って、こちらも問題なくインストールが完了。(とりあえず、アニメーションがいまいち不自然なので「設定」アプリ→「アクセシビリティ」→「視覚効果」から「アニメーション」をオフにしておきました)
Windows 11 に上げた途端、キモイ背景になった。 pic.twitter.com/qcashm2ciM
— また毒魚人 (@hajime) January 10, 2022
洗礼
周辺機器の接続とドライバーのインストール
取り急ぎ、グラフィックボードのドライバーをインストールしてから残りのディスプレイを接続。
ペンタブレット、Bluetoothのレシーバーを接続して、ペンタブレットのドライバーだけインストール。これでハード系は一通り接続完了。
WSL の復元
エクスポートしておいた WSL 環境を復元するために、まずは WSL を導入。
PowerShell かコマンドプロンプトを管理者権限で起動して、 > wsl install
を実行するだけで WSL 環境が導入できてしまうのでとても楽ちん。
ただデフォルトの Ubuntu が同時に入ってしまうので、これはいったん削除してから バックアップしておいた tarファイル を wsl --import
で読み込みます。(読み込みの時は読込先のディレクトリーを指定しないといけない。)
Docker Desktop の導入
本当は WSL 上に Docker を入れて直接動かそうとしたのですが、前の環境が Docker Desktop を入れていたこともあってかうまく動かず、とりあえず時間をかけたくなかったので Docker Desktop を導入。
WSL 環境を作り直せばいけそうですが、時間がかかりそうなのでとりあえず今回は見送り。
アプリのインストール
すぐ使う VSCode、VoiceMeter Banana、原神、OSB Studio をインストール。VSCode はストアアプリから、それ以外は公式サイトからインストーラーをダウンロードしてインストール。ついでに PowerToys もストアアプリからインストール。
その後の経過
今のところ特に問題なく使えていますが、あとから入れた PhotoShop を触り始めるとフォーカスがどこか別の場所に当たって戻ってを繰り返して再起動するまでまともに操作できなくなる症状が発生。ただこれは Windows 11 と PhotoShop の問題な感じがするのでしばらく様子見。
まとめ
不調になったマシンが初の AMD Ryzen だったのですが、結局 1年ほどで Intel Core に戻ってしまいました。
思えば AMD の CPU は K6-2 あたりに一度組んだことがあり、その時もあまり安定せずに結局 Pentium に戻ってしまったので、あまり相性が良くないかもしれません。
とりあえず安定動作を取り戻したのでこれで心置きなく 原神がプレイできる 仕事に励むことができそうです。
以上、よろしくお願いいたします。