函館と青森で避暑と美味いもん

本当はお船を絡めたかったんだけど、失敗しました。

七夕のカレー機関の抽選が全滅してしまったので代わりにどっか行こうと思い、暑いので避暑も兼ねて函館の五島軒で艦これコラボ食べて、あとはとにかく美味しいものを食べよう。って感じで行ってきました。

ちなみに観光らしい観光はほとんどせず、昼間はホテルで普通に仕事していました。

下から
五稜郭、下から見ただけ

ただ、せっかくなので函館では湯の川温泉のホテルに泊まって朝晩の温泉も堪能しました。

花びしホテル
こちらの花びしホテルさんで温泉を堪能

というわけで頂いた美味いもんを挙げていきます。

函館編

回転寿司

ホテルの近くの寿司屋さんに行こうと考えていたのですが、仕事で疲れていてカウンターで話しながらになると若干シンドイなと思い、評判の良かった五稜郭近くの回転寿司屋「 旬花 」さんへ。

旬花

正直、函館の回転寿司の札幌に比べると若干評価がイマイチという印象で敬遠していたんですが、ペケのペケートを見ると良い感じそうだったのでトライしてみました。

20時くらいに着くと順番待ちの人はいたものの、一人だったのですぐに席に着けました。

本日のおススメメニューが充実していて、珍しいネタも色々揃っているのが好印象。お値段も比較的抑えめ。

メニューとビール
お先に失礼します
握り3点
いしなぎ、ニシン、そして手前は時知らず
かにのふんどし
歯ごたえのあるカニのふんどし

そしてお酒やアテも比較的バリエーションも色々あって、飲みながらやっていくのにも良い感じ。

まぐろの竜田揚げ
180円とリーズナブル

特にニシンの切り込み(風?)は、生のニシンを塩こうじで和えた形になっていて、濃厚さと新鮮さを同時に味わえる酒泥棒でした。

ニシンの切り込み
これはたまらん

ジンギスカン

かなり昔に函館出身の友人からオススメされた「 テムジン 」さん。多分この時以来なので 7、8年ぶり。→ 青春18きっぷ 東北・北海道旅行 2017年08月

生ラムのセットと、追加でレバーも注文。

生ラムセットと左上に生レバー
焼いてるシーン

とにかくジューシーでクセも一切なし。レバーは逆にクセが無さ過ぎて物足りないくらい。

温泉に入ってから行ったので、サッポロクラシックの美味さが尋常じゃない。

バエ
やっぱ写真は照明が重要なんだなって改めて思いました

ランチの定食

仕事の合間のランチになったので、ホテルの近くの定食屋「 葵食堂 」さんでお昼を頂きました。

その日のオススメだった、刺身と天ぷらの定食を注文。

刺身、天ぷら、煮物、味噌汁、漬物、ごはん
天ぷらがそびえています。

定番のカボチャやナスに、小ぶりのイカや赤魚をしそで巻いたもの、ズッキーニなど、具材が豊富。刺身も言わずもがなの美味さで大満足。

塩ラーメン

せっかくなので、ホテルから海まで散歩している最中に見つけた「 十文字 」さんにも行ってみました。

済んだスープと細麺、のり、卵、ホウレンソウ、チャーシュー、ネギに柚子が少々

新感覚の塩ということだったのですが、鶏白湯系を髣髴とさせるくらい鶏の風味が前面に出ています。

いわゆる塩ラーメンとはちょっと毛色が違いますが、これはこれで美味しかったです。

提督セット

今回の旅のきっかけでもある「 五島軒 」さんの艦これコラボメニュー。

アップルパイ、サラダ、鳥のコンフィ、クラムチャウダー、カレー、ステーキ

実は 4月にも 食べに行ってたんですが、メニューが若干変更されてお土産も変わったので再訪。

とにかくステーキが圧巻。上からだと小ぶりに見えますが、横から見ると厚みが凄い。

ステーキの厚み
これが見たかった、食べたかった

カレーの方にもごろっとしたビーフが入っていて、とにかく満足度が凄いです。

ビーフカレー
実質カレー機関

正直お値段はやや高めですが、一度にいろんなメニューを楽しむことができて、さらに お土産までもらえてしまうんですから、むしろお得なくらい。

未体験の提督はぜひお試しを。(提督じゃなくても興味があればぜひ)

トートバックとランチョンマット
前回はなかったトートバックとランチョンマットも購入できました

ラッキーピエロ

函館と言えばくらいの有名店なんですが、実は前回 2023年が初訪問。その時はチャイニーズチキンバーガーという、中にチキン南蛮のような甘辛の唐揚げが入ったバーガーを頂いたんですが、普通のを食べて見たかったので、再チャレンジ。

朝からやっている 函館駅前店 で 2番人気だというエッグバーガーを注文。

ラッキーピエロ 函館駅前店
エッグバーガー

ソースがデミグラスソースで濃厚な旨味。中のハンバーグも柔らかジューシーで、厚みもあります。

...こっちのが美味い。

青森編

定食

青森に到着して、ミーティングまでの間にお昼を食べようととりあえずホテルに荷物を置きに行ったら、何やら目立つ建物を発見。

アスパムの外観
ねぶた
ねぶたが出迎えてくれます

どうやら青森の物産センターみたいなところで、展望台やレストランなんかもあるようなので、とりあえずチェック。観光物産館アスパムというそうです。

情報を探ってみると、この中にある 「 西むら 」さんというお店が割とよさげだったので、お昼もここで済ませてしまうことにしました。

席について、いろいろ入っている「郷土定食」を注文。

正直最初は観光客向けだろうし、それなりの ものなんだろうと思ってました。そして来たのがこちら。

ホタテの貝焼、刺身、ホタテフライ、じょっぱ汁、漬物、切り込み

ごめんなさい。甘く見てました。

ホタテの貝焼、ホタテフライ、タラの入ったじょっぱ汁など、青森郷土料理のすべてが盛られたような定食。

しかもどれも手が込んでいて美味しい。

貝殻の上で卵でとじられたホタテ
貝焼はホタテごろごろ
トロ、かんぱち、ほたて
刺身もメニュー写真よりすごい。
じょっぱ汁
じょっぱ汁は具材がごろごろ

あと地味にホタテフライの下に敷かれたサラダにちゃんとドレッシングがかかっている丁寧さにも感動。

なんか地域センター的なビルの 10階なのに店構えが老舗の居酒屋みたいな雰囲気で、これはもしや意外と本格的なやつではと思ったのですが、その通りどころか それ以上でした。

参りました。また来ます。

居酒屋

夜はなんか居酒屋的なところでじっくりやりたいなと思い、Google Map の評判がだいぶ良い「 横丁 」さんへ。

その名の通り、メインの道から一本入った横丁にあるお店で、周りにお店が少なくちょっと薄暗い店構え。

店構えピンボケ
だいぶピンボケしてますが、雰囲気はこんな感じで民家っぽい

勇気を出して入店すると、割と普通の個人経営的な居酒屋のつくりと雰囲気。既に何組か盛り上がってます。

カウンター席に案内されて、ひとまずビールを注文。

赤星瓶ビール
サッポロクラシックもあったけど、既にたくさん飲んだので赤星
手描きのメニュー
手書きが期待感を高めてくれます

黒板に書かれたメニューから、お刺身の盛り合わせができるか聞いてみたらオッケーだったのでニシンの塩焼き、ツブ貝の煮つけと共に注文。

刺身の盛り合わせ
メニューに書かれていたネタを一通り盛ってくれてます
ニシンの塩焼き
大きいので半分にしましょうかと聞いてくれました。結果ちょうどいいサイズ
ツブ煮つけ
ツブは優しい味付けでしみじみする美味さ

どれも丁寧な仕事でお酒が進みます。これは早く日本酒でお迎えしなくてはと、陸奥八仙を注文。

受けのマスや皿はなしに、コップの限界まで並々と注いでいただけます。

グラスに並々の日本酒
表面張力に感謝

追加で注文したイカの味噌和えも、ぷりぷりのイカに味噌のコクが相まって、酒をどんどん盗んでいきます。

イカの味噌和え

そしてクチコミでも評判になっていたシメのザル蕎麦。

ざるそば

お店で手打ちしているそうで、蕎麦の風味、ノドごし、つゆの塩梅、どれを取ってもヘタな蕎麦屋を軽く凌駕したクオリティー。温かいそば湯もお酒の後には沁みます。

青森に来た時の定番店が見つかりました。

のっけ丼

最終日の朝。せっかくなので「 青森魚菜センター 」 で のっけ丼を体験することにしました。

青森魚菜センター

受付で 2,000円で 12枚綴りの引換券を購入したら、市場内の店舗でご飯と乗せる具を引き換えて行き、オリジナルの丼を作れるというやつです。

のっけ丼の作り方

正直最初は観光客向けだろうし、それなりの ものなんだろうと思ってました。そして出来たのがこちら。

エビ、ほたて、うに、ソイ、なんらかの白身(忘却)、ネギトロ、ネギトロ、子持ちイカ、筋子
ちなみに味噌汁も券 1枚

ごめんなさい。完全に甘く見てました。

イマドキ 2000円でこのクオリティーとボリュームの丼は、なかなかお目にかかれないんじゃないかというものが出来てしまいました。

巨大なホタテにあまり見かけない子持ちイカ(左上のゆで卵みたいなやつ)、ソイ、なんらかの白身(忘却)、ネギトロ、筋子、頭付きのエビにウニまで乗せちゃってます。まいりました。

平日の朝ということもあってか、市場のピリピリした感じもなく、どの店舗でも優しく丁寧に対応していただけました。

やっぱり自分で丼を構築するという工程はやってみると楽しくて、思いのほか興奮。

完全に参りました。また来ます。


余談

ちなみに今回、行きは飛行機、帰りは新幹線だったのですが、行きの羽田空港のラウンジで時間を潰そうとした所、 財布がない ことに気づきました。(クレジットカードがないので利用できない。厳密にはできるけど有料。)

一応現金は下せたのですが、クレジットカードが使えないのが割と不安。ただもうどうしようもないので、逆にキャッシュレス決済だけでどこまでいけるか試してやろうくらいに挑みました。

結果、現金を使ったのがホテルのランドリーと入湯税、そしてラーメン店での会計のみ。

あとはほぼ PayPay か Suica で済んでしまいました。キャッシュレス社会最高!

市電
函館市電は Suica で乗れますし、スマホで一日乗車券も買えます

早朝の出発で前日飲み会だったので、割と入念に持ち物チェックはしたんですが、財布は見事にスルーしてしましました。

っていうのを、ここ最近よくやっているので、玄関に「財布」って書いておこうと思います。

あと、青森行きは財布を忘れた後に決めました。

最初は苫小牧から仙台までフェリーをやろうと思ったんですが、日程的に船が きたかみ号だったのとミーティングが入ってしまったので、青森までのフェリーを乗ろうということで青森行きに変更。とりあえず札幌まで行くかと思って取っておいた特急はキャンセル。

しかしフェリーの時刻表を調べると絶妙にミーティングの時間に影響が出そうか、思いっきり影響が出る便しかなかったので、大人しく青函トンネル経由で行くことにしました。

「青函トンネル」
通過の証明

まとめ

今回は初めて行ったお店と再訪のお店が混ざっていましたが、初訪問のお店がどこも大当たりだったので良かったです。

特に青森駅周辺での滞在は初めてで、行ったお店がどこも想像を超えるクオリティだったのでビックリしました。

思えば八戸に滞在した時もビックリしましたし、東京で行った青森系の居酒屋でもビックリしたので、 青森はちゃんと向き合っていく必要がありそうです。

津軽路せんべい
新青森のお土産コーナーの中で手焼きしていた せんべいもめっちゃ美味い

夏休みと お盆のシーズンに入ってしまうので、次の旅行は 9月くらいかなと思っていたんですが、なんかお仕事絡みでまたマニラに行こうみたいな話が挙がってきていて真顔になっています。

以上、よろしくお願いいたします。

レシピ:ニラ豆腐改

以前どこかで書いたニラ豆腐の調整版。

ニラ豆腐

といってもこれはオリジナルではなくて、阿佐ヶ谷の 川名 という焼き鳥屋さんのメニューを再現したもの。

シンプルながらも鮮烈で、とても気に入ったので家でもチョイチョイ作るようになりました。

材料

  • ニラ
  • 豆腐
  • 花椒
  • ゴマ油
  • 味の素 (お好みで)

道具

  • 包丁またはキッチンばさみ
  • ボウル、または深めの器

作り方

  1. ニラを 1センチくらいに刻む (めんどいのでキッチンばさみで切ってしまいます)
  2. ボウル等にニラを入れ、塩を大さじ 1程度加えて全体に混ぜてから 10~15分ほど放置する (夏場は冷蔵庫へ)
  3. ニラをキッチンペーパーに包んで軽く絞る (このころにはしんなりしています。)
  4. お好みで味の素を加えたら、豆腐の上にのせる
  5. 花椒とゴマ油をお好みの量かけたら完成

ポイント

  • 豆腐はオリジナルは絹ですが、木綿でも構いません。(最初の写真は木綿)
  • 辛いのが好きな人はゴマ油をラー油に変えてもよいです。(最初の写真はラー油)
  • ニラの塩気だけで味付けしていますが、お好みで塩をかけたり、ニラに加える塩を減らしたりして調整してください

ちなみにニラをレンチンせず、花椒を後から書けるようにしたのが調整部分で、より香りが立つようになりました。

このニラは ごはんに乗せたり、ラーメンのトッピングにしたりと、いろいろと活用できるのではないかと思います。

ちなみにここからの派生として 地獄豆腐、類似のメニューとして かけモロ のレシピがありますので、そちらもどうぞ。(こっちは多分オリジナル)

よろしければお試しあれ。

今年の駅弁 2023

今年食べたやつ。

ひっぱりだこ飯 (兵庫県警コラボ版)

外装 中身

完全に県警壺が目当てで京王百貨店の駅弁祭りで購入した、ひっぱりだこ飯の兵庫県警コラボ版。

中身は通常版と同じなんですが、ひっぱりだこ飯自体が実は初。

さすが有名、王道の売れ筋商品だけあって、タコが「言うて弁当だしなあ」っていう想像を超える大きさながらもシットリ食べやすく、味付けも絶妙。

底の方に軽くサプライズも待っています。

JRコンテナ弁当 (明石の鯛めし編)

外装 中身

JR貨物コンテナ弁当の第2弾。こちらも ひっぱりだこ飯と同じ淡路屋さんが作っています。

2022年に食べた第1弾はすき焼きでしたが、今度は鯛めし。

上品ながらもしっかりとした味付けの鯛めしの上に大ぶりの鯛の焼き物やエビの天ぷら、ひじきの煮物などが乗っていて、満足度は高いです。

2024年 1月には 第3弾の京都の鳥飯編 も出るようなので、そちらも試したいところ。

積み重ね
コンテナは洗えば小物入れになり、積み重ねも可能です。

九州巡り旅弁当

外装 中身

京王の駅弁祭りで購入した、九州の色々が食べられる駅弁。

角煮、すき焼き、唐揚げ、焼肉、シュウマイと、九州の色々というより肉料理の"すべて"という感じで、圧倒的ボリューム感。それぞれの味付けもしっかりしてます。

とにかくおかずが豊富なので、ごはんのペースを調整しないと追い付かないかも。酒のツマミ的にしてもいいかもしれません。

特製幕之内御膳

外装 中身

大阪駅の駅弁売り場で購入。一つ上は九州でしたが、こちらは関東、東海、関西と東海道一帯をカバー。

エリアが広いだけあってバリエーションも豊か。一度にいろんな味を楽しみたいという幕の内弁当への願いを見事に叶えてくれます。

チョコチョコつまめる感じなので、やっぱりこれもお酒のアテ的にもよさそうです。(というか多分そういうのを選びがちです)

銀だら幕之内

外装 中身

新幹線ギリギリのタイミングで東京駅のホームで購入。

こちらは王道の幕の内という感じで、銀だらの西京焼き、唐揚げ、卵焼き、煮物などで構成されています。

メインは銀だらはサイズ的には割と小ぶりですが脂が乗って、シットリ柔らか。(写真だと煮物で隠れちゃってます。)

あとは正直、普通の幕の内弁当という印象でした。

やまや特駅弁

外装 中身

熊本に向かう新幹線に乗る前に博多駅の構内で購入。明太子で有名な やまやのお弁当らしく、明太子と明太を衣に使った唐揚げが入っています。

ほかにも がめ煮、チキンカツ、鳥皮餃子、鳥飯など、福岡名物・ブランドを使ったおかずが色々入っていて、福岡幕の内弁当といった豪華さでご飯が追い付きません。

とにかくいろんな味が楽しめるので、やっぱりこれもお酒のツマミとしても活躍してくれそうです。

特上サキホコレ弁当

外装 中身

東京駅の駅弁屋 祭で購入した、秋田の駅弁。

1枚目の写真でお気づきの方もいるかもしれませんが、思いっきり横倒しになってます。開けるまで気づきませんでした。

幸い、ご飯の上のそぼろが偏ったくらいで済みました。

おかずはこれまた王道な感じですが、ワカサギの唐揚げ、とんぶり入りの揚げかまぼこなど、秋田の名物も入っています。

そしてご飯が弁当の名前にもなっているサキホコレという新しい品種だそうで、これがまた美味しい。2021年の山形旅めぐり弁当のように、ご飯の美味しさを味わうお弁当となっています。

サーモンカツサンド

外装 中身

大宮駅のエキナカで朝ごはんとして購入。

お弁当お総菜大賞 2023年を受賞!と書かれていたので期待したのですが、サーモンはすり身状になっていて、食感はカマボコとはんぺんの中間くらいの柔らかさ。

あまりよく見ないで買ったので、完全にサーモンの身をそのままフライにしたもんだと思っていたので思いっきり肩透かし、というかアゴ透かし。

そしてタルタルソースとウスターソースの主張が割と強くて、サーモンの風味もあまり感じられず、残念ながら期待はずれとなってしまいました。

いっこく野州どり弁当

外装 中身

宇都宮のライトレールを見に行った際に宇都宮駅で購入。

ザ・鳥飯という感じで 2色そぼろに大ぶりの鶏の切り身が乗っていますが、上の方にある「つくね寄せ」がポイント。

全体的に優しい味付けの中でこれだけ濃い目の味付けになっていて、普通の鳥飯弁当とは一線を画しています。根強いファンが多いのも納得。

パッケージの鳥さんもいい表情をしています。


今年の駅弁オブザイヤーは印象に残ったという意味で JRコンテナ弁当でしょうか。

奇をてらった感じの外装に反して中身はかなり上品な鯛めしで美味しかったです。

来年も機会を見つけたら駅弁していきたいと思います。