ニューアカオに泊まる

海欲と温泉欲が高まって宿を探していたところ、ニューアカオという選択肢が急浮上したので一泊してきました。

「ホテルニューアカオ」は熱海の海辺にあるリゾートホテル。

こんな感じで海辺の岸壁と一体化したかのように作られていて、内装もかなりゴージャス。

そんなリゾートホテルなんかに一人で泊って大丈夫かと思いきや、結果から言えば全然問題なし。むしろかなり気ままに過ごせました。

2回目の訪問

実はこのニューアカオ、既に一度訪れたことがあります。それも閉業中に。

どいうことかというと、コロナ禍の 2021年、このニューアカオは一度閉業して、2023年に営業を再開しています。

その閉業していた期間の 2022年に「ATAMI ART GRANT」というアートイベントが開催され、ホテルの施設が展示会場として利用されました。

アート展の様子 巨大なクジラのアート 岩場にニューアカオの看板

その展示を見に行ったのが最初の訪問でした。

なので 1回目は宿泊はしていないどころか、そもそも閉業中。

夜のホール

まるで廃館を探検するような感覚で見て回ったホテルが営業を再開して、実際に泊まれるようになるという不思議な体験をしてみたい、というのが一つ乗っかっていたのと、その時の様子から一人でも大丈夫そうというのはある程度分かってはいたのでした。

初の宿泊

今回泊まったのは空いていた中では一番安かったオーシャンのツインルーム。

ちなみにオーシャンというのは建物の名称。

海沿いのオーシャンと山沿いのホライゾンという 2つの建物があり、チェックインは泊まる方の建物の受付で行う必要があります。

オーシャン
海の真ん前にそびえるオーシャン
ホライゾン
山側に建っているのがホライゾン。こっちのが建物的には新しいです

チェックイン前でも大浴場などの施設は利用可能という情報があったので、大分早めの正午過ぎに到着。

受付で手続きをすると、部屋の準備ができているということでそのままチ鍵を受け取ることができました。(ちなみに本来は 15時以降)

今回の部屋はこんな感じ。

部屋の様子

部屋は3階で、海に面しているだけあって目の前はもうこの絶景。

窓からの景色

窓を開けると迫力のある波の音が聴こえてきます。(逆に閉めるとほとんど聞こえません)

このオーシャン側は昭和 48年に開業しているかなり歴史のある建物なのですが、部屋自体はかなりきれいにリフォームされていて快適。

ところどころ年季を感じる部分もありますが、くたびれたような感覚はほとんどなく、むしろいい感じにレトロ感を演出しています。

部屋のドア
バストイレ
トイレもちゃんとウォシュレット完備
延長ケーブルやドライヤー
ベッドサイドにもコンセントがあり、延長ケーブルまで備えられていて、古い宿泊施設で起こりがちな電源問題の心配もありません。
ウォーターサーバー
部屋に備え付けのボトルでウォーターサーバーから水が汲めます

ちなみに前述のアートイベントでは一部の部屋も展示に使われていたので、今回泊まった部屋や窓からの景色もどこか見覚えがあったりします。

巨大な書
まあなんかすごいことになってはいましたが

とりあえずまずは風呂、ということで大浴場へ。

ホテル内には大浴場が 3か所、オーシャンに 1つ、ホライゾンに 2か所あります。

早い時間で利用できたのはオーシャンの大浴場だけでしたが、一番近いのでむしろ好都合です。

ちなみに熱海なのでどれも温泉で、それぞれに露天風呂が用意されています。中でもホライゾンにある大浴場「スパリウムニシキ」が一番規模が大きく、海が近いのでオススメだそうです。

プールやゲームコーナーなんかもあります

さっぱりしたら館内をプラプラ散策。

既に写真でお気づきかと思いますが、このホテル、とにかく規模がデカいです。

前述の通り、ホライゾン、オーシャンという 2つの建物に分かれていますが、それぞれが 10階以上の高さがあり、客室以外の様々な施設が点在しています。

ホールの社交ダンス
ホールでは社交ダンス会みたいのが行われてました

ホライゾンとオーシャンの間は連絡通路で繋がってはいるものの、歩いて 5分~10分かかるくらい離れています。

連絡通路
まあまあな長さの連絡通路。ここを何度か往復することになります

しかも、ただ離れているだけではなく、ホライゾンの 1階がオーシャンの 15階とかなり立体的な構造になっているので、エレベーター待ちで時間がかかることもしばしば。

左にホライゾン、右にオーシャンの図
かなり立体的な館内図

なので大浴場や食事会場に移動する際には、時間に余裕をもって移動することも重要です。

とはいえ、景勝地である錦ヶ浦をくり抜いたように作られているだけあって、移動の苦労に見合うだけの景色を至る所から楽しむことができます。

錦ヶ浦と海、遠くに初島
連絡通路からの眺め。水平線にみえる島は初島。下のガラス張りの所が夕食の会場

ホテルの外には展望台や中庭なども用意されていて、とにかくいつでも好きなだけ海を眺めることができます。

展望台
外にある展望台
錦ヶ浦の岸壁
なんせホテルの真横がこんなんですから

好きなだけ海を眺めたり、2個目の大浴場に浸かったりして日が暮れてきたら、夕食会場の展望レストランへ向かいます。

夕食

入場時間はチェックイン時に選択するのですが、19時以降は混雑するということだったので、2番目に早い 18時 15分を選択。すると特に待ち時間なしで入場することができました。

この展望レストランもアート展で来たことはあったのですが、とにかくデカい。

階段状になったレストラン
数百人規模の広さで、天井も高い
アート展での様子
ちなみにアート展の時はこんな感じ

そして料理の規模もハンパない。ビュッフェ形式で自分のペースで楽しむことができますが、とにかく種類が多いので目移りするばかり。

料理の配置図
こんなマップが渡されます
サラダ 炒め物など 船盛り
丸々チーズから切り分け クラッカーのチーズとハムのせ
オードブルの切り分けなんかもしてくれます
静岡おでん
静岡県なので静岡おでんなどの地元の料理も用意されていました

そして今回は飲み放題もついていたので、自分で注ぐ生ビールや日本酒、焼酎など、20種類のお酒を好きなだけ飲むことができます。

アルコールメニュー
赤井印が飲み放題の対象。他のも追加料金でオーダー可能
色々取りました
ビールが静岡麦酒なのもは嬉しい

ちなみにソフトドリンクは夕食に含まれているので、追加料金なしで利用できます。

途中、ピアノの生演奏なども行われ、会場の作りも相まって、ゴージャスな気分を味わえます。

時間制限も特になさそうで、2時間以上ダラダラ飲んでいても特に声をかけられるようなことはなく、心行くまで飲んだくれることができました。 (もっと混んでいたらわかりませんが)

そして、部屋で静かに波音を聴きながら追加のお酒を飲みつつ就寝。

2日目

翌朝、大浴場がオープンする 5時に合わせて起床して朝風呂へ。しかし、そんな早朝にも関わらず既に混雑状態。

大浴場自体は 3か所あるものの、各浴場はそこまで広くはないので、1か所しか空いていない朝は集中して混んでしまうようです。

それでも露天風呂はしっかり堪能してから、朝食へ。

7時半以降は混雑するという事だったので、やはり早めの 7時過ぎに会場へ。既に 1階席は埋まっていましたが、待ち時間なく入ることができました。

1階は満席

朝食も夕食と同じ展望レストランで同じくビュッフェ形式での提供です。

夕食ほどではないですが、やはり品数の豊富さに驚かされます。

伊豆らしいシラスや桜エビなんかも

食べ終えて会場を出ると空席待ちの椅子がほぼ埋まっていて、"26組待ち" という恐ろしい表示が。

来た時は0人待ち
ここがビッシリ埋まってました

早めに行っておいて正解でした。

あとはチェックアウトまでノンビリ。

ブランコなど

なんならチェックアウト後ももう少しノンビリしようかとも思っていたのですが、雨が降りそうだったのと、送迎バスがやはり混雑するということだったので少し早めにチェックアウトして送迎バスに乗車。

ちなみにチェックアウトの手続きだけなら 7時から可能なので、朝食後に先に済ませておくとスムーズです。

清算済みカード
帰る時にこのカードと鍵を一緒に受付に返すか、回収箱に入れればオーケー

熱海駅に着いたころには雨がパラつきだしていたので、駅でお土産を購入して早めに帰途へ。

送迎バス
おせわになりました

まとめ

  • 規模がデカくて人数も多いから、紛れ込めば一人でも気にならない
  • とにかく早め早めに行動するのがベター
  • 酒飲みは飲み放題を付けるべし

次回は水着を持って行ってプールにも行ってみようかと思います。

プールのベンチで映像鑑賞
アート展では横たわって動画を鑑賞してました

ちなみにお値段はおよそ 18,000円ほど。1泊2食付きで温泉入り放題、海見放題、夕食のお酒飲み放題と考えると大分リーズナブルに感じました。

興味を持たれた方は、一度お試しあれ。

以上、よろしくお願いいたします。