Re:Tepa について

本日 Re:Tepa というWindows用テキストエディターアプリをリリースしました。

これは約 20年前から開発してきた TepaEditor のリメイク版といった位置づけで、新たに 1から作り直しています。

きっかけ

元々、放置状態だった TepaEditor を何とかしようという思いはあり、 TepaEditor の開発環境である Delphi の動向も追っていたりもしたのですが、 いかんせんメインの開発環境は Web の世界に移行していたこともあり、 モチベーションを上げることができずにいました。

そうして気が付けば 10年近く経った今年の 10月ごろ、いくつかの出来事が連鎖的に起こります

アクセス解析

何気なくサイトのアクセス解析を眺めていたところ、TepaEditor で検索して訪問してくださる方々が一定数いらっしゃることに気付きました。 それを見て、やはりなんかアクションを起こしたいという思いが再燃しました。

monaco-editor

そうして改めて Delphi の情報を追いかけてみつつ、現在のメインフィールドである JavaScript の方面でも情報を追ってみることにしました。

そうして目についたのが monaco-editor というエディターエンジン。 Mivrosoft のテキストエディター、VSCode で使われているエディターエンジンを、 他のアプリに組み込んで使うことができるように切り出したものです。

なんとなく存在は知りつつ、あまり深くは追ってはいなかったので改めて情報を追ってみると、意外といけそうな雰囲気を感じました。

Re:

そしてさらに情報を追っていくうちに ふと思いついたのが 「Re:Tepa」という名前。 名前の由来についてはこの後で述べますが、この名前によって様々なことに説明が付き、方向性が定まりました。

こうして本格的に開発に着手し、今回のリリースに至ります。

名前について

「Re:Tepa」という名前にはいろいろな意味が込められています。というよりは、勝手に意味づけしています。

最初に挙げたような TepaEditor のリメイク (Remake) をはじめ、Restart、Rebirth、Returns、Rebuild などなど、 ようは止まっていた TepaEditor をもう一回やり直す的な意味合い。

開発環境が変わってしまうということはまったく位置から作り直しになってしまうわけですが、 TepaEditor として継続するのではなく、いっそ別のアプリとして一から始めよう、と吹っ切ることができました。

そして今年は改元によって元号が令和になりました。つまり Reiwa の頭文字 Re が Re: と重なります。 これは偶然みたいなものですが、せっかくのタイミングなので令和産の Tepa という意味も含めることにしました。 せっかくなので最初の令和元年にはリリースしたいと思い、年内のリリースにこだわり、最小限の機能の実装でリリースすという目標もできました。

と、ここまで挙げたのは後付けで、一番の意味はメールのタイトルに使われている Re: すなわち Response です。

今も検索してくださる方々、今ご利用していただいているユーザーの皆様、そしてこれまで放置状態にしてしまっていた TepaEditor に対して、今できる返信、答えが Re:Tepa という形になっています。

ちなみに開発をしばらく進めていったら AWS のイベントre:innovation が近々開催されることに気づき(既に終了)、こっから取った感も出てしまいしたが、全く関係ありません。

あとこの文を書いてて思い出しましたが、Re:ゼロもありましたね...

ミニマムスタート

Re:Tepa の最初のリリースは Concept Preview というバージョンとさせていただいています。

横文字で気取ってますが、実際にはアルファ版という位置づけで機能的には Windows のメモ帳に うぶ毛が生えた程度しかありません。

TepaEditor から見ると大幅なダウングレードになってしまうわけですが、今回は完全リメイクなので TepaEditor